家事に携わる人の永遠のテーマといえる「時間短縮」
人によって時間短縮の定義も違いますし、その人の状況や家事をするときによっても変わります。
家事の理想は「毎日少しずつやること」と言われていますが…。
現実は仕事が忙しかったり、帰宅時間が遅かったり。
小さな子供がいてなかなか自分が思うように動けなかったり。となかなか理想と現実は違う人も多いのではないでしょうか?!
どちらかというと、毎日少しずつではなく、結局仕事が休みの日や旦那様が休みの日や週末に残っている家事をためてするから、ゆっくりした気がしないという経験の方が多いかと。
では、どうしたら理想の家事、時間短縮に近づけるかを紹介していきます。
あえて完璧を求めず「ゆるーい家事」をモットーに!!
完璧にできれば全然問題ないです。
例えば、他の人から見たら「十分完璧なんじゃない?!」と見られていても、自分では納得できていないとかもあります。
30分や1時間以内の家事の中での完璧と、2時間、3時間、もしくは丸半日、丸1日を通しての完璧も違ってきますし、自分の得意分野でも変わってきます。
又、全部完璧にはできたけれど、すごく時間がかかって他のこと何もできない…といった場合もあります。
そしてもう1つ、自分が完璧にできたと思っていても、周りや他の人からすると完璧には見えない…ことも。
言い出したらキリがなく、解決もできないので、ここではあえて自分の気持ちを優先させます。
まず1度自分の気持ちをリセットし、あえて完璧を求めず「ゆるーい家事」をモットーにしてみるのはいかがですか。
なかには「手を抜いている!」「家事をしていない」と思われるのでは?言われるのは嫌!と考える人も少なくないのですが、
「完璧を求めない」
↓
「手抜きする」では決してないのです。
あくまで完璧を追求するのではないということ。
「完璧を求めない」
↓
「生活しやすい環境にする」
↓
「ゆるーい家事」と気持ちを切り替えてみるといいのではないでしょうか。
「ゆるーい家事」って、どうしたらいい?!
家事のやり方というよりも、今までの気持ちをリセットし切り替えるための考え方の参考になることをまとめていきます。
きっと、気持ちリセットでゆるーい家事、時間短縮につながっていくのではないでしょうか。
①家事を「やらされてる!」「やらなきゃ」と仕事や義務として考えない
忙しい世の中になったからなのか、共働きが増えたからなのか、専業主婦が肩身の狭い社会になったからなのか…テレビや雑誌でよく話題になるのが、
「家事を仕事として報酬に換算してみる」ということ。
「家事は楽だ!」「女がやるのが当たり前!」と、家事をしようとしない人に分かってもらうためには、1つの方法としてすごく良いのですが。
実際、報酬に換算しながら家事をやると、正直むなしくなってきたり嫌になってきてしまいます。そればかりか、周りや他の人と比べたり、同居している家族に不満を持ってしまったりもします。
例えば、
「私も仕事しているのに!彼、旦那は何もしない」
「子供は遊んでばっかりで全くしてくれない」
とか、小さいお子様がいるママは自分の思うように動けずイライラして笑顔がなかったりもします。
ここで気持ちを1度リセットし、
「イレギュラー、思いどおりに動けないのは日常当たり前」
「1番の優先は、自分のこと何もできない子供」
「家事は仕事と違って、自分でタイムスケジュールを組みなおせるからいい」
「共働きだし、自分たちが生活しやすくすればいい」
など、ちょっとしたことや思いを少し考えを切り替えていくといいのではないでしょうか。
②「今日はここまで!おしまい」とラインをつくる。
これは家事のことに対しでだけではなく、何にでも言われることは、
「理想と現実は違う!!」ということです。
「あれこれしなきゃ!」や「あれしたいこれしたい」と、あっちこっちやり出して結局今やらないといけないことまでできず、全部が中途半端になってしまう経験ある人いませんか?挙句には「何もしていない」「何もできない」と怒られてしまったり、レッテルを張られたり…。
ではどうしたらいいのか…。
1、『やらないといけないこと』と『やりたいこと』を分ける
↓
2、『やらないといけないこと』の中で優先順位を決める
↓ TODOリストに書くのもあり。
3、1番やらないといけないことからやっていく。
↓
4、やらないといけないことが全部終わって、まだ気持ち的にも時間も余裕があれば、やりたいことを1ずつやっていく。
そうすることで、やらないといけないことを先に終わらせているので、ずっと家事に追われている感覚から開放されたり、気持ち的に余裕が出てきます。
③家事は「ながら作業」より「ついで作業」
「○○しながら○○する」のが効率が良いとよく聞くのですが、家事の場合は、ながら作業をすると中断回数が増えたり、あれこれ手を付けたままで効率が良いとは言えないことが多いようです。
で、家事に効率が良いのは「ついで作業」
例えば、
「お風呂に入るのが最後だったら、出るときについでにお風呂掃除する」
「玄関までお見送りしたついでに、玄関の掃除する」
「洗濯物をベランダに干したついでに植木の水やりする」
など、ついでにできることが他にもたくさんあります。
ついでにやることで、行ったり来たりする時間が減り、時間短縮にもなりますし、日常生活での流れでやっているので、後からするよりも面倒くさいなぁと思う気持ちが減ります。
④家事は小分けにして。
特に小さなお子様がいるママは、全部通して作業することってなかなか難しく、中断、再開の繰り返しになること多くないでしょうか。
その他にも、タイムスケジュールを組んでいてもなかなかその通りにいかないですし、大まかに「部屋の掃除する」「台所掃除する」だけじゃ通してできなかった時、嫌になってきてしまいます。
「もうできない!」「今は無理」ばかり言って、「手があいてからしよう」「後からすればいいや!」になってしまうと、それがクセになり積み重なって、結果家事がたまりすぎてやる気なくなってしまいますし、そうなった原因は、まとまった時間がとれず通してできないから後回しにしたのだから、同じ理由が繰り返されて、ずっとできないままになりかねます。
そうならないように、やらないといけないことをできるだけ小分けにして、ついでにできることはどんどんついでにして、コツコツこなしていく方が終わらせやすいです。
そして、小分けにしている分達成感も感じますし、ついで作業にくっつけたりすることで時間短縮にもつながります。
⑤日によってメリハリをつける
毎日同じことをしたり、同じタイムスケジュールだと心も身体も疲れたりマンネリ化して、飽きてしまいやる気なくなったりします。
ですので例えば、忙しい日と余裕のある日の差を付けたりしてメリハリを付けてみてはどうでしょう。
特に家事のメインとなる食事は、見た目からして一緒に食事する人からいろいろと感じられてしまうという…。
なので、普段から例えば平日のバタバタな日、子育てイレギュラー多発日、仕事で遅くなった日などは、大皿や鍋料理、ワンプレーと盛り付け、余裕のある日はおかずに合わせて食器を変えてみたり、みんなで一緒に楽しみながら作れる食事にしたり、作るのに時間がかかる物にしたり…とあえて分かりやすくメリハリを付けると、自分も気が楽ですし周りも勘繰らずに済むのではないでしょうか。
まとめ
家事の完璧を求めると膨大な数になります。というのも人それぞれだから無限なのかもしれません。
気持ちを1度リセットしゆるーい家事をモットーにすることで、あえて完璧を求めなかったり、やらないといけないこと、やりたいことのボーダーラインをつくったり、小分けにして達成感も得ることで手抜きではなく、理想いわば時間短縮につながるのではないでしょうか。
何よりも義務や仕事と思わず、
「自分や一緒に暮らしている人が住みやすい環境になるため」を心がけて、そのために時間短縮をしていくことができたら余裕な時間=余裕な気持ちになることができて、効率が良くなり家事に追われてる感覚も減少して、自然と一緒に生活している人と笑顔でいる時間が増えるのではないでしょうか。